Hour of Code 2020
(2020.12.7 - 12.13)

「コンピュータサイエンス教育週間」に合わせ開催されるグローバルキャンペーン「Hour of Code」。
本年度、Code.org国内認定パートナーのみんなのコードは、
2020年コロナ禍、小学校で始まったプログラミング教育の実際」をオンラインで開催します。


Hour of Code(アワーオブコード)は 米国の非営利団体Code.orgが世界的に提唱するプログラミング教育の普及活動です。

Hour of Codeをはじめる

Hour of Codeには、すでに180カ国以上から数千万人の生徒が参加しています。誰でも、どこでも1時間でできるチュートリアルを使ってHour of Codeのイベントを開催することで、より多くの生徒にコンピュータサイエンスを勉強するチャンスを届けることができます。4歳から104歳まで、経験は必要ありません。

Hour of Code 2019
"CSforGood(世界をよくするコンピュータサイエンス)"

みんなのコードは、日本国内認定パートナーとして、日本全国のHour of Codeの活動を応援しています。

2019年度(2019年12月9日~12月15日)のキャンペーンテーマは、「CSforGood(世の中をよくするコンピュータサイエンス)」です。

国連の持続可能な開発目標(SDGs)に定められている「世界を変えるための17の目標」に代表されるような、身近な問題を解決するアプリを作ったり、データサイエンスを活用するなど、世の中に対してプラスの影響を与えるためにコンピュータサイエンスを活用する、子どもたちの芽を積極的に応援していきます。

みんなのコードが支援する国内の活動

  • Code.orgによる公式情報や、日本ではまだ馴染みの薄いSDGsに関するコンピュータサイエンス教育の事例などを公式SNS(日本語)で情報発信します。ぜひ、公式facebook(日本語)や、公式Twitter(日本語)をフォローしてください!

  • 皆さんも、Hour of Codeに関連する投稿には、ぜひハッシュタグ(#CSforGood,#HourOfCode)をつけて投稿してください。公式SNS(日本語)で紹介させていただきます!
  • みんなのコードでは、Hour of Codeに関連した取り組みを実施する際の支援を行っています。必要に応じて、Hour of Codeワークショップの実施マニュアルや修了証、オリジナルステッカーなどの提供も行います。お問い合わせはこちらから。

  • Code.orgによる公式情報や、日本ではまだ馴染みの薄いSDGsに関するコンピュータサイエンス教育の事例などを公式SNS(日本語)で情報発信します。ぜひ、公式facebook(日本語)や、公式Twitter(日本語)をフォローしてください!

日本全国での取り組みをご紹介!

カテゴリ:教材
提供元:Code.org

個人で利用できる無償教材

Hour of Codeには、子どもたちが無理なくプログラミング活動を楽しめるよう、「アナと雪の女王」や「スター・ウォーズ」などのキャラクターを使った無償教材が多数用意されています。2019年の新メニュー「Dance Party 2019」では、キャラクターにダンスの振り付けを振り付けを覚えさせるプログラミングを実行し、自分だけのパーティを創り出すことできます。バックで流す音楽も、今の季節にピッタリなジングルベルや、イタリアやパレスチナなど世界中の音楽もそろっています。ぜひ、楽しみなからプログラミング教育に触れてみてください。https://hourofcode.com/jp/learn

カテゴリ:ワークショップ
開催元:Kids Code Club(福岡県)

英語で学ぶコンピュータ・サイエンス

Kids Code Clubほかが12月8日(日)に共催するのは、「英語で学ぶコンピュータ・サイエンス」。コンピュータによる情報処理や計算などに関する理論の基礎を、同時中継を使用し、アメリカの子どもたちと一緒に英語で学習します。シアトル在住のITエンジニアによる授業に日本(福岡・熊本)からビデオチャットで参加、同じ教材と学習システムを使い、子どもたちが英語でコミュニケーションをしながら楽しく学習を進めていきます。
https://kidscodeclub.jp/computer-science_2019_3-5/

プログラミングでごみ問題を解決しよう

「MakeCode×micro:bit 200プロジェクト」の参加校でもある、茨城県つくば市立春日学園義務教育学校。同校の「総合的な学習の時間(小学校4年)」では、「プログラミングでごみ問題を解決しよう」をテーマに、グループでエコロボットと称したごみ箱にmicro:bitを取り付け、ごみ分別ロボットを制作。「カンのアルミとスチールを判別するロボット」や「ゴミのたまり具合を知らせるロボット」など、子どもたちの創意工夫が光ります。このロボットは後日学校内にも設置したそうです。
https://youtu.be/2j9_DDdQPm8

みんながくらしやすい社会を考える

山梨県上野原市立島田小学校が「総合的な学習の時間(小学校4年)」の福祉の単元で取り組むのは「みんながくらしやすい社会を考える」。福祉というと障碍者の方を思い浮かべる方も多いかもしれませんが、それだけではなく高齢者や乳幼児、そして自分たちも含めたすべての人たちが暮らしやすい社会の一員になれるようにするには、どうすればよいのかを考える授業を実践。子どもたちに当事者意識を持たせ、身の回りを振り返りながら、何が困るのだろうか、解決するにはどのような道具があればよいかを考え、実際にmicro:bit を使って具体的なものつくりながら思考を進め、福祉について「自分ごと」として捉えられるに工夫されています。
https://procurri.jp/2019/09/05/microbit3/

SDGsの課題解決にプログラミングを体験しよう

コンピュータークラブハウス加賀は、子どもたちにテクノロジー触れてもらう、さまざまなワークショップが開催されています。この夏には「SDGsの課題解決にプログラミングを体験しよう」というテーマで、子どもたちの自由研究を目的としたプログラミング教育ワークショップを開催。micro:bitとScratchを使って「生態系」について学び、micro:bitを使って環境を守るために自分には何ができるかを考えました。初めてのお友だちとmicro:bitをドキドキしながら操作し、「地球温暖化の原因はなんだろう?」「水を大事につかうために、どんなセンサーが使えるんだろう…」「動物の生活に人間はどんな影響を与えているんだろう」と自由研究につながる考えをひろげていました。
https://computer-clubhouse.jp

女子中高生対象にSDGSをテーマにハッカソンを実施

一般社団法人Waffleは、11月にSDGsをテーマに11〜18歳の女子学生100名集め、アフリカ系STEAMD教育を推進するiamtheCODEとハッカソンを実施しました!Waffleは女子中高生をエンパワメントすることで、IT業界のジェンダーギャップを埋める活動をしています。
https://waffle-waffle.org/

正しいプラスチックごみの処理についてPRするための動画を作成!

つくば市立学園の森義務教育学校の総合的な学習の時間(特別支援学級・3年生)では、プラスチックごみが海の生き物たちに悪い影響を及ぼしていることから、プラスチックごみをきちんと処理することが大切だということを学びます。そして、自分たちにできることとして、正しいプラスチックごみの処理についてPRするための動画を作成する活動に取り組んでいます。段ボールロボットの embot が正しい処理方法を教えてくれるという設定の動画です。ストーリーに合った動きを、どうやってプログラミングしたら実現できるか、試行錯誤をくり返しながら考えていきます。

「環境」「災害救助」SDGsに関する課題解決型の学習に取り組む!

板橋区立成増ヶ丘小学校では、4年生から、ロボット教材を使い「総合」の授業で課題解決の学習に取り組んでいます。4年生は「環境」、5年生は「災害救助」と条件を設定していますが、6年生は自らが課題を設定しプログラミングで解決する3年間の積み上げの授業です。自ずと様々な課題に広がり、指導者はSDGsの考え・分類を取り入れ、子ども達に価値づけをしました。自分たちの課題解決の方法を伝えることに注力し「学びに向かう力」が大いに発揮されていました。

Hour of Code キャンペーン2018
"What is your creativity?"

2020年から開始する、全国の小学校でのプログラミング教育の必修化などを背景に、テクノロジーを活用した教育への関心が非常に高まりを見せております。

 未来を担う子どもたちの創造性を育むためには、例えば、「都会の先生と地方の先生」「教育業界とIT業界」「先生とエンジニア」といった制約・垣根を超えて、社会全体で協働することが重要ですが、それぞれの立場によって情報格差などが発生しているのが現状です。

 本キャンペーンでは、普段、テクノロジーに関心の薄い学校の先生方や、教育現場の現状を知る機会の少ないテクノロジー業界の方々に、子どもたちがプログラミングに親しむことで「子どもたちの将来の可能性が広がること」を伝え、さらに私たち大人がそれぞれの立場で「明日からどのような行動を起こせばいいのか?」といったことを「Hour of Code」をきっかけに考えていただく機会を提供いたします。

今後キャンペーン動画公開、さらに著名な方々からの応援コメント等もTwitter, Facebookで投稿してまいりますので、みなさまCHECK・シェアをよろしくお願いいたします!

Hour of Code JAPAN 2017 〜 社会みんなで実現する全国プログラミング! 〜
フィナーレイベント開催レポート

NPO法人みんなのコードは、2017年12月4日(月)~10日(日)の「コンピューターサイエンス教育週間」にあわせて、全国各地の小学校や企業・地域の施設にて、子ども向けプログラミング体験イベント「Hour of Code Japan 2017~社会みんなで実現する全国プログラミング!~」を開催しました。

毎年12月、米国の非営利組織「Code.org」が音頭をとり、世界180カ国以上で開催、約4億人の子どもたちが参加する「Hour of Code」。国内ではCode.org認定パートナーである、みんなのコードが中心となり、11社の民間企業(*1)、教育委員会、学校関係者、一般のボランティア(社会人・学生)の協力のもと、全国137か所で「Hour of Code」の無償プログラミング教材を活用したプログラミング体験イベントを開催しました。

イベント最終日である、12月10日(日)には、「Hour of Code Japan 2017」のフィナーレイベントとして、日本マイクロソフト株式会社品川本社をメイン会場に、全国7都市の会場と連携し、プログラミングワークショップを実施しました。

日本マイクロソフト品川本社に集結した、小学1年生~6年生の子どもたち。

低学年と高学年に分かれて、「Hour of Code」の教材である「古典的な迷路」を使いながらプログラミングの基本を学びました。

わからないことがあったときには、会場の社会人・大学生のボランティアのお兄さん・お姉さんがサポート。

スペシャルゲストとしてイギリスから駆けつけてくれた「マインクラフトエデュケーションエディション」を開発した鵜飼 佑さんと一緒にプログラミングを学びました。

「Hour of Code」は、ご自宅からもインターネット経由で体験できます。当日参加できなかった方も、ぜひチャレンジしてみてください。

■協力企業の皆さんからの多彩なプログラムも実施

「Hour of Code」によるプログラミングの基礎を学んだ後は、各協力企業が提供する多彩なプログラミングワークショップを体験しました。 

  • 「プログラミングでMinecraft(マインクラフト)の世界を冒険しよう!」(協力:日本マイクロソフト株式会社)
  • 「作ってみよう!動かしてみよう!」(協力:富士電機ITソリューション株式会社)
  • 「AdobeのモバイルアプリとScratchを使って自作のキャラクターをプログラミング!」(協力:アドビシステムズ株式会社)
  • (保護者向け)「シマンテックで安心!ネットセキュリティのお話」(協力:株式会社シマンテック)

大人気ゲーム「Minecraft」(マインクラフト)の世界を自由にプログラミングで創造したり(プログラミングでMinecraft(マインクラフト)の世界を冒険しよう!)、自分の好きな海の生き物をデザインし、水槽の中をいきいきと泳がせたり(AdobeのモバイルアプリとScratchを使って自作のキャラクターをプログラミング!)、ロボットを自由に動かすプログラミングにチャレンジ(作ってみよう!動かしてみよう!)したりと、プログラミングを行いながら、思い思いに新たな世界を創造できる多彩なセッションに子どもたちも大興奮でした。

また、保護者の方向けには「ネットセキュリティ」に関するセミナーが開催され、保護者が知っておくべき、セキュリティ問題やその対策方法などについて、わかりやすく解説していただきました。

■参加者の皆さんからの感想
●お子さんからの感想

【小1男子】
家に帰ってからも、お父さんとプログラミングの話をしました。プログラミングでどんなことができるのか、もっと勉強してみたいです! 

【小4女子】
動きを選んで、そのボタンを動かしてつなげるだけでロボットが動いてびっくりしました。最後の発表は緊張したけれど、ほめてもらえてうれしかったです。もっとやってみたくなりました。

【小5男子】
もっとプログラミングを勉強して、いろいろな動きをするロボットをつくってみたい!
 

●保護者の方からの感想

【小1男子ママ】
子どもにとってはじめての機会でしたが、楽しみながら学んでもらえたようなので、よかったです。

【小5男子ママ】
今後、この子どもたちの世代には、必要不可欠なスキル・能力となると思います。楽しみながら身に着けることのできるうちから、ぜひこういう体験をさせたいと思っています。

ハッシュタグ「#hourofcodejp2017」

ご参加いただいた皆さま、本イベントに多大なる協力を賜りました協力企業・団体、教育委員会、教育関係者の方々、会場をご提供いただいた方々、休日の中子どもたちのサポートやイベントの運営に携わっていただいた社会人・大学生のボランティアの方々、誠にありがとうございました。

 

「Hour of Code Japan 2017」に多大なるご協力をいただいた皆さま

アドビシステムズ株式会社、株式会社クライム、株式会社シマンテック、SOMPOシステムズ株式会社、株式会社電算、株式会社ドワンゴ、日本事務器株式会社、日本マイクロソフト株式会社、株式会社フォネット、富士電機ITソリューション株式会社、株式会社リブセンス

鵜飼 佑さん、HARUさん